今回はフリーランス美容師がやるべき確定申告についてご紹介します。
フリーランス美容師は確定申告は必要？？
フリーランス美容師になった場合、必ず確定申告が必要になります。確定申告は所得税を納めるためにあります。美容室で正社員として働いていたころは、毎月給料から所得税が源泉徴収されて、年末調整を行うだけで、所得税を収める手続きが完了していました。しかし、フリーランス美容師になると今まで会社が行ってくれていた、所得税を収める手続きを自分で行わなくてはなりません。そのために確定申告をする必要があります。
フリーランス美容師は結論、青色申告がオススメ
確定申告の種類には2つあり、「青色申告」と「白色申告」というものがあります。フリーランス美容師の方はどちらで申告するかを選ぶことができますが、「青色申告」と「白色申告」では納税額に差がでます。フリーランス美容師もきちんと青色申告の準備をすることで65万円の控除を活用できます。
フリーランス美容師がする確定申告の流れ
①所得の把握
フリーランス美容師で得られる所得は事業所得になり確定申告が必要になります。シェアサロンから還元される報酬を計算し、年間の所得を計算しましょう。複数のサロンで働いている場合は、どのサロンからどのくらいの給与・報酬があるのかを分けて把握をしましょう。
②経費の計算
フリーランス美容師が業務に関して支払う費用は全て経費になります。フリーランス美容師の場合以下のものが経費になります。
フリーランス美容師が納める税金として所得税があります。これは自分の所得にかかってくるので、自分の収入と必要経費を計上し、適切な所得税を納めましょう。確定申告の際に経費をしっかり計上し課税額を減らしましょう。経費を計上する際には証明としてかかった費用の領収証が必要です。通販などの電子記録も有効です。確定申告で提出は不要ですが、最大7年間の保管義務があります。以下に経費 の種類について紹介します。
- 仕入れ材料費
施術で使うシャンプーやコンディショナー・カラー剤・パーマ剤は当然経費になります。 店販商品と施術の材料費は分けて計上しましょう。
- 店舗家賃やシェアサロンの利用料金
個人で店舗を利用している場合の家賃、シェアサロンで働く場合の利用料金は経費になります。
業務委託サロンの場合は店舗家賃をサロンが払っているので必要ありません。
- 広告宣伝費
フリーランス美容師として働く場合、集客を自分でする必要がありますが、minimoなどのポータルサイト、ウェブサイトの制作などにかかる料金は全て経費になります。
- 旅費交通費
フリーランス美容師が毎日サロンに出勤するための交通費、その他美容業務、勉強会に参加するための出張費・交通費も経費になります。
- 衣装代
美容師業務の中で着る衣服は経費になります。完全プライベートで着るための衣服は経費にならないので、プライベートと仕事で使う服をわけて管理しましょう。
➂控除の計算
控除を活用することで納税額を減らすことができます。控除にはどのような種類があり、何が自分に該当するかを計算して確定申告をしましょう。控除の種類に関しては以下のサイトに記載があるのでご確認ください。
引用元：https://www.freee.co.jp/kb/kb-kakuteishinkoku/deduction/
④納税額の決定
年間の所得を算出した後、所得から経費と控除を引き、課税所得額を算出しましょう。課税所得金額によって税率をかけて納税額を確定させましょう。
確定申告のための必要書類
確定申告をするためには必要書類を作成し提出する必要があります。必要書類に関しては、青色申告と白色申告で異なります。それぞれの必要書類を把握しましょう。
引用元：https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tebiki/2016/b/02/2_01.htm
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