【今更聞けない!】フリーランス美容師が利用する面貸しとは?メリット・デメリットを解説します!

昨今、美容師の働き方は多様化しています。
自分で美容室経営をするか、美容室で正社員として働くだけではなく、フリーランスとして働くという選択肢が注目されています。
フリーランス美容師の特徴としては、「開業・独立のハードルが下がる」「収入が上がる」「自由に働くことができる」などがあり、注目を浴びている理由とも言えます。
フリーランス美容師とは、他の業種のフリーランスと同様にフリーランスの美容師のことを指します。
また、フリーランス美容師には二つのタイプがあり、シェアサロンや面貸しサロンで活動しているパターンと、業務委託サロンと契約をして活動する方がいます。
今回は、一つ目のフリーランス美容師が利用する面貸しサロンについて解説します。
別の記事で関連の記事を投稿しています。
是非チェックしてみてください!

シェアサロンとは?:https://sharelon.net/space/874/
シェアサロンと面貸しサロンの違い:https://sharelon.net/space/351/

そもそも面貸しサロンって何?

そもそも面貸しサロンとは何かご存知でしょうか?
面貸しとは、お客様が入っていない空いた時間に余っている鏡や席を外部のフリーランスとして活動する美容師さんにレンタルすることを言います。面貸しサロンはミラーレンタルと言われたりもします。
美容師さんにとって美容室を開業するのはかなりの難易度。初期費用だけでも数千万円の負債を抱えることになります。
フリーランス美容師は面貸しを利用すれば開業コストを抑えることができます。
また、面貸しの場合フリーランス美容師が「買い手」となり、サロンのオーナーが「売り手」都内ります。
そのため、フリーランス美容師は、お客様から直接売り上げを預かり、その中から利用料を面貸しサロン側に支払うという形になります。
また、美容室側は空いた時間を有効に埋めることが出来ます。
面貸しの契約は様々です。
主に二つ

  • 売上の〇〇%を支払う(40~50%が相場)
  • 利用料1時間当たり〇〇円を支払う(1,500〜2,000円が相場)

と言った形で、サロン側へ支払いを行います。一般的にはフリーランス美容師として独立し、面貸しサロンを利用した方が普通に正社員として働くよりも収入が上がる傾向にあります。

面貸しサロンを利用するメリット

実は、面貸しはアメリカなど先進国において美容師の働き方として一般的なシステムです。
美容室側にも非稼働部分の活用ができ、収益につながりメリットが大きいことから日本でも今後増えていくと予想されます。

開業までの準備期間に経験ができる

美容室で正社員として勤めている時は担当が分かれて仕入れを行ったり、サロン側が集客などはしてくれたと思いますが、フリーランス美容師になったら違います。
フリーランス美容師は、自分で予約や仕入れの管理、集客、会計など全てのことをやらなければなりません。
当然ながら、開業をして自分で店舗を持つ場合同様のタスクが発生します。
いつか自分で美容室を開業したいと思っている方は、まずはフリーランス美容師として活動すれば経験につながります。
おまけに、面貸しサロンを利用する際は俯瞰して店舗を見れば稼働率や人員の配置などをみて学ぶことができます。シェアサロンで活動するよりも、通常のサロンを立ち上げたい方はメリットがあると言えるでしょう。
また、正社員として働くよりも収入が上がるという特徴を活かし、開業の軍資金にするのも良いと思います。

初期費用がかからない

これはフリーランス美容師のメリットだと思いますが、開業資金が必要ありません。
美容室を開業すると、物件取得から内装、シャンプー台などの設備投資を考えると数百万から数千万はかかるので開業資金が必要なく独立できるのは大きなメリットです。
また、シェアサロンの場合、初期費用が発生したりランニングコストがかかったりします。
しかし、面貸しサロンの場合は基本的にスポット利用がほとんどのため、定期的に出ていくコストを抑えリスクが下げられるのも特徴です。

【これが一番メリット】自分の都合で働ける

面貸しサロンを利用すれば、自分の都合に合わせて働くことができます。
例えば、家族との時間や他のお仕事との兼ね合い、プライベートの予定などに合わせて働けることがとても魅力的でしょう。
例えば、腕が良いママ美容師さんなんかはぴったり当てはまります。自分で集客はできる、しかし、子供の世話などもあるなんて方であれば、スポットで席だけを利用し、自分で集客をすれば成立してしまします。
また、業務委託サロンなんかで働いている方が空いている時間に個人の活動として利用したり、夜の時間帯だけヘアメイクのお仕事等で繁華街のサロンを利用したりなどができるので副業に向いています。

面貸しサロンを利用するデメリット

もちろんメリットがあればデメリットもあります。リスクを知った上で、面貸しサロンを利用しましょう!
フリーランス美容師が面貸しサロンで働くことデメリットがこちら

集客やトラブル対応など全て自分でやらなければならない

言わずもがな、フリーランス美容師になったら全ての業務を自分一人でやる必要があります。集客はもちろん、仕入れや会計なども。
また、トラブルが起こってしまった時は自分で対応しなければなりません。これは面貸しに限ったものではないかもしれません。

収入が安定しない

こちらも当然ですが、フリーランス美容師になったら集客が確定されるわけでもないので、必ず一定金額の収入が得られるといった保証がありません。
極端に言えば、1ヶ月お客様がこなかったり、働かなかったら0円です。
これも面貸しに限ったものではないかもしれません。

③【これが一番のデメリット】備品を毎回持っていく必要がある

美容師にとって欠かせない仕入れ。幅広くメニューをやっている方ならたくさんの商品を仕入れる必要があります。シェアサロンであればロッカーが用意されています。
しかし、面貸しサロンであればスポット利用が基本なので、ロッカーを貸してくれたりはしません。
これが面貸しサロン特有の最大のデメリットと言えます。

面貸しの料金体系

主に2パターン

  1. 歩合
  2. 時間

歩合の場合

歩合とは、美容師の売り上げに対して、〇〇%の支払いを行うという料金体系です。
相場はおよそ、売上全体の40~50%が支払額になります。

時間の場合

時間とは、美容師の売り上げに関わらず、1時間〇〇円のような形で利用することができる料金体系です。
相場は大体1時間1,500〜2,000円が相場になります。

具体的に計算してみよう

例えば、

  • 利用時間:5時間
  • メニュー:カットのみ
  • 客単価:一人当たり6,000円
  • 客数:5名

したとしましょう。料金体系はそれぞれ相場の高い金額を想定とします。

パターン売上支払額
歩合の場合30,000円15,000円(50%)
時間の場合30,000円10,000円(2,000円×5時間)

カットなどお客様の回転数が早い場合は圧倒的に時間を選んだ方が良いという結果になります。
しかし、利用時間を気にして施術に集中できないという方もいます。そういう方はリスクも少ない歩合を利用することをお勧めします。

面貸しサロンの見つけ方

そもそもここまで面貸しサロンについて解説しておいて、探し方がわからない方もいらっしゃいますよね。
参考までに現在全国で1,000事業者以上のサロンが面貸しとして席を提供しています。
詳しくは別の記事で紹介しています。

こちらを必ずチェックしてください!

まとめ:面貸しがおすすめな方

いかがでしたか?
完全に独立した形でフリーランス美容師になるなら「充分な経験をした指名客を80%以上、売上60万円以上の美容師さん」におすすめです。
しかし、面貸しサロンの利用であれば、副業やママ美容師のように時短で働くことも可能です。
自分の都合が良い時に都合の良い店舗で働けるのが最大のメリット。
面貸しサロンをうまく利用し、美容師としての活動の幅を広げましょう!
フリーランス美容師として独立を考えている方に参考にしていただけると幸いです!

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