美容師は何歳で独立するのがいいの?年齢別で解説します!

美容師さんとして働いていれば、独立を志すのは必然のように思います。
全国の美容師数が55万人に対し、美容室数が25万店舗ありまず。
つまり、2人に1人が独立をするというのが美容師業界の現実です。
また、最近はホットペッパー、minimoに加えInstagramやLINEなどSNSが急速な発展を遂げたことで、個の時代になりつつあります。
店に縛られることなく、美容師さんも自由に活躍できる可能性が広がっています。
そして、最近はシェアサロンや面貸しサロンを利用したフリーランス美容師の増加を背景に美容師さんも他業界と同様フリーランスとしての働き方が浸透してきました。

これまで独立開業するには、銀行等から資金調達を行い多くの負債を持ったまま独立をしなければなりませんでしたが、フリーランス美容師の場合、初期費用がかからないので金銭的な独立のハードルはほとんどありません。
しかし、どれくらいのキャリアを積んでいれば美容師として独立ができるのかなど不安もあると思いますし、実際そんなに思い通りに行かないものです。

今回は、美容師が独立をする上で、ベストな年齢を軸に独立方法を解説していきます。

美容師として独立するなら何歳がベスト?

まず、そもそも美容師が独立をする適切な年齢というのはありません。
しかし、金融機関当からの融資の条件を考えると、独立の仕方によっては不可能な年齢もあります。
シンプルに、独立をする上で必要な要件は

  • 開業資金の調達
  • 見込みの指名客

の二つです。

開業資金の調達に関しては、まず事業者としての信用が必要です。店舗を作る際はおよそ1,000万円ほど金融機関から資金調達することになります。
そのためには金属機関や顧客、代表者の略歴等が見られるためより実績が必要となります。
大体10年ほどのキャリアがあるかどうかがみられるでしょう。

見込みの指名客に関しては、どの年齢でも獲得することができます。
しかし、現実的にアシスタント時に指名客がたくさんいることは想像しにくいので、スタイリストになって数年が目安となると思います。
独立を志している方は、ご自身の年齢に関わらず準備をしておくことが必要です。準備とは店舗経営の知識や顧客へのアプローチなどになります。
他店舗のリサーチや既に開業している美容師さんにヒヤリングをするなど情報収集を行いましょう!

20代で独立する場合

優秀な美容師さんであれば、20代で独立をすることも全然夢ではありません。
例えば、

  • 20~23歳:入社しアシスタントとして活動
  • 23~25歳:スタイリストとしてデビューし、ジュニアで活動
  • 25~27歳:アシスタントと一緒に業務を遂行し、月売り上げを指名客から安定的に上げることができている状態

であれば、27歳に独立をできます。
つまり、月間の指名客売上をどれくらいあげれているかによって独立ができるかが決まりますので、このサイクルをはやめれば早くに独立ができるということになります。
しかし、20代だと勤続年数の関係上融資審査が難しいと判断されてしまう可能性があります。
美容室を開業する場合は、20代よりも30代以降の年齢の方が有利と言えるでしょう。
最近はフリーランス美容師としてシェアサロン等を利用し独立する方も増えてきました。
20代の美容師が独立を考えるのであれば、まずフリーランス美容師として独立をすることをお勧めします。
私がこれまで数十人の美容師さん美容室オーナーさんとお話ししてきて、フリーランス美容師としての独立は25~27歳が平均だと考えています。(※私調べ)

20代は柔軟な思考でいろんなことを吸収できます。

  • 技術力を高める
  • 軍資金を貯める
  • 経営ノウハウを学ぶ

という意味で、
美容師人生において将来開業をしたい方もフリーランス美容師として働いてみるのはいかがでしょうか?
私は20代はフリーランス美容師としての独立をお勧めします!

30代で独立をする場合

美容師さんとしての独立を考える方が一番多いのではないでしょうか?
弊社で運営しているフリーランス美容師さん向けの情報を配信するインスタグラムのインサイトを見てみると、25~34歳の割合が約40%になります。
また、次に多い年齢層が35~45歳となります。


この数値から最も独立に関心がある年齢層は30代と言えます。
30代の美容師さんは一度仕事を辞めていない場合、勤続年数もしっかりあると思いますので、金融機関からの資金調達ができる可能性もあります。

30代の美容師さんにお勧めしたい独立したい方法は以下です。

  1. 店舗展開を考えている方:開業
  2. 技術力をまだ上げていきたい方:フリーランス美容師

まず開業から解説します。
店舗を開業するには何度も説明している通り、お金が必要です。
1人美容室を作るにはあまりにももったいないと言えます。つまり、1人の力で美容室の売上を上げていこうと思っている方にはお勧めしません。
一方で美容室を多店舗展開し、たくさんの美容師さんを雇用し売上のトップラインを上げていきたい方は開業するのが良いでしょう。
もちろん、多店舗展開するには経営能力が必要です。
美容室のオーナーが美容師さんであることがほとんどです。美容師さんは基本ビジネスの勉強はしてきておりませんので、難易度はかなり高いと言えます。
成功させるためには十分な準備を行いましょう。
(筆者の私の知り合いでも、大体行き当たりばったりで美容室を開業してしまう美容師さんは倒産しております)

次にフリーランス美容師ですが、こちらは20代のパートで解説をした通りです。
30代であれば相対的に20代と比較すると美容師さんとしての腕が上がり、指名客も多いはずです。
フリーランス美容師として独立をして成功する可能性は高いと言えます。

※注意

30代は美容師さんにとって最も脂の乗った時期です。店長やマネージャーをやっている方も少なくないはずです。
そんな優秀な美容師さんに顧客を引き抜かれてしまっては美容室にとっては売上が下がる原因となり困ります。
そうなると、勤務先の美容室からみるとあなたを手放したくないでしょう。
つまり、円満な退職が求められます。退職の意思を伝えるときから退職するまで慎重に進めるようにしましょう。
別記事で退職の仕方について解説していますので、ぜひチェックお願いいたします!

40代以上で独立する場合

40歳を超えてくるとより、経験が長く、実績が積まれていると思います。
また、20代の時とは違い、仕事と家庭のバランスを重視したい方も多くなるのが特徴的です。
同時に体力も低下します。
しばらくは現場で働きながら、ゆくゆくは引退し、別の方に任せていきたいと考えている方も多くいらっしゃると思います。

そんな40代の美容師さんにおすすめの独立の仕方は、

  • 地域に根付いた中規模店舗の開業
  • 副業的にフリーランス美容師として活動

になります。

まずは、中規模店舗の開業です。
10人ほどのスタッフが抱えられる店舗を作ることで自分がずっとプレイヤーとして働かなくても良い状態となります。教育体制を整えることが最も大事になります。
人材育成や適切なメニューの構成、立地選定が肝です。
年齢がより若い20代の美容師さんに教育できる体制を作り、長く継続的に安定した売上が立てれる店舗経営を心がけましょう。

次に、フリーランス美容師として時短副業についてです。
ママ美容師など、副業で美容師をしたい方も増えています。
ママ美容師の場合、子育てのため離職するケースがほとんどだと思いますが、一度落ち着いてくる年齢が40代になると思います。
時短で働きたい美容師さんは面貸しサロンなどを利用し独立することをお勧めします。
ママ美容師についてまとめている関連記事はこちら。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
美容師さんの年齢別でお勧めの独立方法を解説しました。
美容師にとって独立を目指すのは一般的で、課題を抱えると思います。
美容室の独立は計画的に年齢に応じた方法で行いましょう!

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