経費にできる費用は?気になるフリーランス美容師の経費について解説

フリーランスとして、美容室を経営する方や最近ではフリーランス美容師としてシェアサロンや面貸しサロンを活用して活動する人も少なくありません。
フリーランス美容師さんの仕事には、業務上必要なさまざまな経費が存在します。
しかし、フリーランス美容師になると正社員時代とは違い、何が経費計上できて、できないのか不明な方も多いと思います。
経費の計上をすることで、納税額を適正に減らすことができたりします。
つまり、経費にできるものを正しく把握し申告することで健康的な経営に繋がります。

また、経費の申告は、確定申告時に行います。
確定申告についても記事にまとめていますので、是非チェックお願い致します!
こちら>>

そもそも経費とは?

そもそも経費とは、
事業で使用したお金のことで、収益を得る目的で使用した費用のことです。
つまり、仕事で使用する上でかかる費用の全てが経費となると言うことです。
事業にかかる税金は収益から経費を引いた「所得」で計算するため、経費が増えれば所得は減るという関係になります。
※プライベートで利用するものなどを不正で経費計上するとペナルティを課されます。

国税庁では、「事業所得、不動産所得、雑所得を計算する上で、必要経費に算入できる金額」として以下の条件を提示しています。

  1. 総収入金額に対応する売上原価その他その総収入金額を得るために直接要した費用の額
  2. その年に生じた販売費、一般管理費その他業務上の費用の額

参考:https://hrnote.jp/contents/roumu-expense-understandable-20211119/
参考:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2210.htm

例えば、

  • 家賃
  • 光熱費
  • 従業員給与
  • 広告を目的としたホームページ等制作費用
  • 仕事での交通費
  • 仕事で使用する消耗品

等が経費に計上することができます。
この後、フリーランス美容師が使用するであろう経費を紹介していきますので、読み進めてください!

経費計上するメリット

まずは経費について理解しましょう。経費を理解すると事業によって発生した所得を正確に計算でき、申告ができるようになります。
必要経費が多ければ課税対象となる所得が自動的に減少するため、節税につながります。
つまり、経費を計上することで利益を大きくすることができます!

フリーランス美容師が経費にできる費用は?

家賃

多くはシェアサロンを利用する際に費用がかかると思いますが、家賃として計算できます。

消耗品費

ハサミやパーマ液、タオル、カラー剤など業務で必ず必要となる費用が消耗品費です。
※10万円を超えるものは固定資産としてみなされるため経費計上することができません。

旅費交通費

シェアサロン・面貸しサロン・業務委託サロンのどこを利用するにしても、仕事をするためには交通費がかかります。

広告費

minimoやsutekinaなど集客サイトを利用する際は必ず費用がかかり、これらを広告宣伝費と言います。

交際費・会議費

スタッフ同士でお店の戦略を考える会議だったり、取引しているお客様や仕入れ先企業との会食は交際費・会議費といいます。

その他

その他経費で落とせるものの例としては、

  • スキルアップを目的とした図書費/研修費
  • タオルや服などのクリーニングなどにかかる衛生費
  • 月額でシェアサロンなどのスペースを借りている人は消耗品費
  • 振込手数料やゴミ処理などにかかる雑費

などを必要経費として計上することができます。

判断の難しい費用とは

自宅の通信費

自宅でも集客サイトやSNSの更新は行いますよね。ただし、自宅の通信費は全て仕事に使用しているわけではありませんよね。
そんな方は、「家事按分」という制度により仕事とプライベートで使用しているそれぞれの割合を算出し、仕事分を必要経費として計上することができます。

衣装代

通常のサロンの場合、ユニフォームや作業着は消耗品費となります。
しかし、フリーランス美容師は固定のユニフォームが必要ではないため、自分自身で選んで購入する必要があります。
なお、美容師は職業柄、人から見られ、イメージがすごく重要な仕事です。
プライベートでは兼用を決してしないと言う条件で、必要経費として計上することが可能となります。
アクセサリーなど、業務上必須ではないアイテムは必要経費にみなされるのは難しいでしょう。

美容代

フリーランス美容師として活躍するために、身だしなみには最大限気を使っていることでしょう。美容代も経費となるかは、それぞれの税務署の判断によりますので、所轄の税務署に聞きにいくことをお勧めします。
個人的な意見ですが、美容師をやっていれば近辺の美容室/美容師のトレンドやサービス力など気になると思うので、調査費としてみなされると良いなと思っています。
収支管理にはクラウド会計がお勧め!
最近では、会計ソフトもクラウド化が進んでいます。
領収書をカメラで撮影するだけで簡単に経費の登録ができたりする優れものです。
また、会計ソフト内で確定申告もオンラインでできるのでとても便利です!
有名な会計ソフトはマネーフォワードやfreeeなどになります。

https://biz.moneyforward.com/accounting/
https://www.freee.co.jp/?referral=a8

※ちなみに、インストール型の会計ソフトは消耗品費、クラウド型の会計ソフトは通信費になりますよ!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回はフリーランス美容師が経費にできる費用について解説しました。
経費計上をすると節税に繋がることはご理解いただけたと思いますが。あくまで、仕事に使用する経費のみの正当な経費計上を心がけましょう!
日頃から経費にできるものとできないものを会計ソフトで管理することをおすすめします!
公私混同をしないことで、お客様に最大のパフォーマンスを発揮しながら所得を確保することができると思います!

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